ゼロカーボンとっとりについて
ごあいさつ
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ゼロカーボンとっとり
・鳥取県地球温暖化防止活動推進センター
・鳥取県気候変動適応センターセンター長大野木 昭夫
令和4年4月より、鳥取県地球温暖化防止活動推進センターと鳥取県気候変動適応センターの2つの業務を、“ゼロカーボンとっとり”が受け継ぐことになりました。
さて、近年の地球を取り巻く環境の変化は、気温上昇、大型台風の到来、農作物への影響といった深刻な問題を引き起こし、私たちの暮らしの中にも様々な影響を与えています。
鳥取県でも平成30年7月豪雨をはじめとする記録的な大雨のほか、猛暑や大雪などすでに気候変動に伴う自然の脅威が増してきており、令和4年1月には「鳥取県気候非常事態」を宣言しています。
気候変動の主な原因は、石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料を大量に使うことで発生する二酸化炭素(CO2)であり、鳥取県ではその約1/3は、家庭から排出されています。
こうした気候変動の脅威から地域の未来を守るため、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロとなる「ゼロカーボン」の実現に向けて、私たちの暮らしを見直し、限りある資源を大切にしたサスティナブルな社会に向け、地域の皆様とともに活動をして参ります。
ゼロカーボンとっとりとは
鳥取県地球温暖化防止活動推進センターと鳥取県気候変動適応センターの総称です。
鳥取県気候変動適応センターは、気候変動適応法に基づき、県内の気候変動影響に係る情報収集・分析、情報発信等を行う拠点です。
鳥取県地球温暖化防止活動推進センターについて
活動内容
地球温暖化防止活動推進センターは、地球温暖化対策の推進に関する法律第38条第1項の規定に基づき、地球温暖化対策を推進する取組拠点として、各都道府県に設置されています。
2030年60%削減の実現に向けて、地域の脱炭素支援を行う拠点で、次に取り組みます。
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情報発信・情報交流
脱炭素社会の実現に求められる情報を発信するとともに、様々な人・組織間の情報交流の促進を支援します。
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人材育成
脱炭素社会の実現に向けて活動を推進する人たちに必要とされる知識や技能を身につけるための研修や、カリキュラム、プログラムの開発・提供を行います。
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脱炭素社会デザイン
鳥取県にふさわしい脱炭素社会について研究します。また、脱炭素社会の実現に取り組む様々な人や団体が参画できる場やパートナーシップづくりのお手伝いをします。
具体的な取組み(一例)
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啓発、広報、最新情報の提供
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出前講座(講師:とっとりエコサポーターズ)
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出前講座(講師:とっとり環境教育・学習アドバイザー)
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エコ診断ツールの提供 ・温暖化セミナー
鳥取県気候変動適応センターについて
趣旨
鳥取県気候変動適応センターは、気候変動適応法に基づき、県内の気候変動影響に係る情報収集・分析、情報発信等を行う拠点として設置しました。気候変動による鳥取県内への影響を身近な問題として関心を持ってもらうとともに、鳥取県が豊かな環境にあることやその価値を再認識していただくことを目指しています。 このように県民の関心が高まって意識醸成が進むことより、気候変動影響への適応策や抑制策の推進に繋げます。
活動内容
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県内の気候変動に伴う影響に関する情報収集
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気候変動に伴う鳥取県内の環境への影響の調査研究の取組
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国や近隣自治体との連携
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情報・知見の発信と普及啓発