固定価格買取制度(FIT)と卒FIT

固定価格買取制度の仕組み

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。電力会社が買い取る費用の一部を電気をご利用の皆様から賦課金という形で集め、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていきます。この制度により、発電設備の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなり、より普及が進みます。

資源エネルギー庁HP「なっとく再生可能エネルギー」より

住宅に設置する太陽光発電の売電(FIT制度)

 住宅に設置する太陽光発電 (10kW未満) は、国のFIT制度により住宅で使用しなかった余った電力を定額で買い取ってもらうことができます。買取期間は10年間で、国への申請の時期によって買取単価は変わります。令和5年の買取単価は16円/kWhになります。

 

買取期間の10年間を過ぎるとどうなりますか?

FIT制度では、住宅に設置する太陽光発電 (10kW未満) の買取期間である10年間を過ぎるとFIT単価での買取はされなくなります。その後は自由に売電先の電力会社を選ぶことができますが、選んだ売電先が指定する方法で申し込みが必要です。その時の買取価格は売電先により異なります。中国電力(株)からは買取期間が満了する契約者へはお知らせがされていますのでその内容をよく確認してください。手続きをしない場合は中国電力(株)が引き続き買取することになりますが、その場合の買取価格はFIT制度での買取価格とは異なります。